ちょっとスキャグウェイまで行って来た。
えっ? スキャグウェイって何所?それってアラスカにある場所?なんて思われるかもしれないが、スキャグウェイはアラスカでは古い歴史を誇る由緒正しい町なのだ。
時を遡ること実に115年前、ここに住んでいたクリンケット族のガイドを始めとする3人の男がこの辺りで金塊を見つけ「ボナンザ」と呼ばれた。それが「クロンダイクゴールドラッシュ」を呼び、人々がスキャグウェイに押し寄せ、1898年には人口1万人弱の大きな町となっていった。そして1900年6月28日にアラスカで最初の市となった(アラスカの州都ジュノーより1日早いだけだが、一番は一番だぜ)。そして翌月、絶景の鉄道路線ホワイトパス&ユーコン鉄道が開通する。
その後もこの町は、なんだかんだあった訳だが、鉄道と観光ビジネスに頼りながらも細々と存続している訳であり、風光明媚な町が多い東南部のアラスカに於いても最も美しい町のひとつであることは間違いない。
特にホワイトパス&ユーコン鉄道は世界で最も絶景の鉄道であろうと個人的にそう思っていて、今回はその鉄道に乗りに「わざわざ」アンカレジからひたすら車を運転して参った訳である。
さてその絶景度とは?
こんな切り立った崖のすぐ隣を線路が走っていて
ほとんど岩壁に接触しそうに列車は進み
橋を渡り
坂を登り
トンネルに近づき
直前に鉄橋を渡り
トンネルを通って
抜けると彼方にスキャグウェイの町が・・・
頂上に近づくと
雪は増えて肌寒くなる
お、国境だ
山頂の湖も美しい
スピールバーグの映画に出てきそうなくらいのスリルとアドベンチャー感覚
すごい絶景。
えっ、あの鉄橋渡るんか〜?
もう落ちそ〜。
ハラハラドキドキした後は、町をゆっくり堪能しよう。
今年はディズニークルーズも来ている。
子供も多いけど大人が圧倒的な数。
新旧入り交じる不思議な町並み
ハリソン・フォードが数年前にここに来た時ディナーをしたレストラン
こんなクラッシックな車や
ボロいのもあるけど
ピザの配達用?
ユニークなユニーコンの車も
誰も車の鍵を掛けてない・・・・。
自転車も裏道の家の前に転がしておいてあるし、住民も家のドアに鍵を掛けず、たまに開けっ放しになって部屋の中が見えてしまう住居も裏通りに見られた。
僕も良く車の鍵を掛けないままでいるけど・・・、普通のアンカレジの住民は車には鍵をかけている。
鍵を掛けないのはフェアバンクスの郊外に住んでいる人とか、「注意するべきは人間ではなく、野生動物」って場所にいる人たち。
ここもそうだったかぁ。
というわけで興奮のホワイトパス&ユーコン鉄道なのであった。