先週木曜日にジュノー郊外にあるメンデンホール氷河の洞窟へのトレッキングツアーに参加同行した。
これは最近ユーチューブ動画などで騒がれている「氷河の洞窟」とか「青の洞窟」とか呼ばれている場所へ行くトレックだ。
薄曇りの朝、クルーズドックにあるケーブルカー乗り場近く(C Sign) に集合し、バンに乗って出発。
今回はカリフォルニアから来た3人家族(14歳の男の子と夫婦)そして3名の我々日本人グループの合計6名。
ガイドは力強そうだけど可愛いケイシー。
ドックから車で約15分のドライブの後、メンデンホール氷河この西側(キャンプ場のある方)の駐車場に車を停めて、ここから出発する。
ヘルメット、ハーネス、ウォーキングポール、スナック、水ボトルが入ったデイパックを支給され、中身を確認、そして自分の持ち物(フリースや持参のお菓子など)を入れていると、黄色いジャケットを着た団体が同じようなバンで到着する。
彼らはオールを持っているから、トレイルをハイクする代わりにカヌーで湖を漕ぎ渡るグループだ。
カヌーだと45分から1時間で行くコースを、トレックではかなりのアップダウンを2時間ほどかけて歩くということなので、カヌーで行くほうがずっと楽らしい。歩くのに慣れていない方はカヌー&トレックがオススメ。
準備万端整えていざ出発!!
トレイルヘッドを入り、森の中をしばらく行く。
広かった道は徐々に狭く細くなり、
氷河が削った岩の上を登ったり、滑りやすい一枚岩を下ったり、急峻な崖を登ったり降りたり、
崖っぷちの細道を歩いたり、岩のゴツゴツ出ている急な上り坂を行く。
アメリカンなペースのガイドのケイシーはの結構なハイペースでどんどん進んで行く。日本のグループならトレック開始15分はゆっくり歩いて、休憩するところだが、彼女は最初からどんどん歩いて休憩は1時間ほど後だった。
それからは30分ごとくらいに休憩をしたが、氷河に到着する少し前の見晴らしの良い場所でスナック休憩(トイレは藪に隠れてする方式)。
そこからは緩やかな下りで、下りきったら氷河へと向かう瓦礫の道なき道。
遠くに氷河のトンネルらしきものが見えると皆の興奮は高まる。
氷河の洞窟を前にケイシーが注意事項を皆に伝える。「青色の薄いところは氷や石が落ちてくる可能性があるので絶対に近寄らないように」とか「上が黒いところも岩が隠れているからなのでその下を避けて歩くように」など。
みんなで一列になっていざ出発!ワクワクする瞬間だ。
そして氷河のトンネルと、
その後ろにある洞窟、
堪能しました。
トンネルを抜けるとそこは雪国だった…と言いたいところだが、そこは氷国だった。
そこでクランポン(アイゼン)を履いて今度はアイゼンを履き方、アイゼンを履いての歩き方講習を簡単に行い、氷河の散策へ。
氷河の上を歩いてクレバスを見学し、氷の坂を登ったり降りたりしてから、
今くぐってきた氷河のトンネルの上を歩いて戻るって寸法である。
楽しい氷上での遊びの時間はあっという間に終わりを告げ、今度は元来た道を帰る。
午前10時30分にドックに集合し、戻ってきたのは午後4時だった。
タラバとビールで無事の帰還を祝いながら夢のような半日を3人で回想する、これも楽しい時間!