一昨年「釣りロマン」を求めてテレビ収録でアラスカを訪れたChoji Hosoyama氏が、昨年に続いて、3度目のアラスカ訪問をした。
彼は述べ竿での大物釣りでは日本を代表する(多分No1)釣り師である。今回は11名もの仲間(お弟子さんたち?)を引き連れての來アとなった。
到着後直ぐに宿近くのシップクリークに行き、キングを実際に見てイメージを膨らます。
河口からわずか数百メートルにあるこのダムにキングが溜まるとシップクリークのキングはピークと考えてよい。
すごい数のキングがいるのが判るが、川の水がにごっていて全貌は見れない。
ここの鮭は淡水に入ると直ぐに紅くなるが、まだシーライスが付いているほど新鮮なのだ。
このときは潮が悪かったせいか釣り人の数は少ない。
おお・・・誰か釣り上げたようだ。この川沿いの釣り場はホールの数が極端に少なく、ほとんどの魚が河口からダムまで一気に遡上する。地元のほとんどの釣り人たちは、その移動中の鮭を引っ掛けてとっている。
見に行ってみると小ぶりのメスだった(顔が比較的優しいのがメスで、オスは淡水に入ると険しい表情になる)。
シップクリークのサーモンダービーのこのときまでのレコードは41ポンドだ。私の知り合いのロッドはこの前の土曜日、スーザンは火曜日に40ポンドくらいのキングをココで釣り上げているので、このサイズは小さすぎるくらいだ。でも皆の興奮度は高まる。
出発はまだ明日の朝なのに、ニヤニヤ笑いが止まらない。
もう釣れた気分で笑顔も行動もかなりはじけている。
大物が釣れた時のために、写真撮影のポーズをとって練習を始めた奴もいる!!
せなあかんのは釣りの練習やろ!?
モデルの鮭が悩ましいポーズをしているのはメスを演じているからか?
翌朝早くに出発。開口健にも御用達だった「赤錆屋」Rust'sフライングサービスでリバーソングロッジへ行くのだ。
朝まで全く眠れなかった人もいる位興奮度は高まり、顔がこわばり緊張する者が多くなる。
全然違う場所に行くのにもかかわらず水温まで調べている者もいるが、さすが師匠細山氏は余裕の笑顔を絶やしていない。
水上飛行機に乗り込み出発だ。
今回の代表者としてしろくまとコンタクトしてくれた御船さんは大学教授でこのグループ唯一英会話が達者な方である。
そして紅一点だが、昨年見事に述べ竿でキングを釣り上げた最初の女性という記録を持つ女釣り師の奥さんも日常会話ならそれなりにこなす。アラスカの鮭は英語なので、やっぱり英会話ができるほうが釣れるかも・・・。
みな期待に胸を震わせながら飛び立っていった。今頃はレイククリーク辺りでキングとの激闘を繰り広げているはずだ。考えただけでワクワクする。
さてその結果は?釣果は・・・・?
来週に乞う期待!!