Masa安藤の「アラスカで独り言」



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「冒険」という事について

私達はスペシャリスト・オブ・アラスカン・アドベンチャー(アラスカ冒険旅行の専門家)を自負しています。冒険とは「リスクを伴う行動」という意味だとおもいます。ということは「冒険旅行」とは「リスクを伴う旅行」ということです。私が始めてアラスカに来た頃は、私にとって始めての海外旅行だったことも、情報の少ないアラスカに来ること自体も、すべてが「冒険的」でした。

アラスカという田舎にある、ちょっとかわいい名前の、でも全く無名の旅行手配会社に自分のアラスカ旅行の日程の手配を任せてしまうことでさえも、人によってはリスクと思えるかもしれません(もちろんHAIしろくまツアーズをご自身の手配会社として選択されることは冒険ではなく、最も安全で確実なチョイスの一つと自信を持って言えますが、旅の目的地にアラスカを選択すること自体はある程度「冒険的」要素が含まれることは否めません)。

冒険におけるリスクの程度は各個人で差があり、マッキンリー単独登頂や自転車や徒歩での冬季北極圏行など死の危険を伴うものから、ベアウォッチングツアーなど野生動物に間近で遭遇するかも知れない危険のあるもの、そして単にバスや鉄道の乗り換えがスムーズにできないかもしれないという程度のリスクまでいろいろです。それに一般的には「冒険」といわれる登山でさえ、例えば、「酸素を吸って前後をベテランのクライミングガイドによって固くガードされながら六千メートル級の山を登ること」よりも、「一人でアンカレジ空港からバスと鉄道を乗り継いでアラスカ州内を旅すること」の方が冒険的であると言えるかも知れないのです。

衛星電話、GPS、インターネットが発達した今日、リスクを伴う旅行は以前より飛躍的に少なくなり、予め決められた日程を確実に消化して行くだけの、ハプニングのほとんどない、安全で確実な旅が当然とされる様になってきました。それは安心、安全、確実をスリルと感動と興奮を犠牲にして得たものとも言えます。安心、安全な「冒険」はありえないのですから、「冒険旅行」はもはやほとんどの世界に存在することさえ難しくなってきているのかもしれません。

すべてが計算され、御膳立てが整い、予定されているものすべてが見られ、手に入り、味わえる、アドベンチャー・トラベルとは名ばかりの安心、安全、確実なバーチャル・アドベンチャーをアラスカに求めている人達はあまりいないと思われます。

アラスカへの旅がかろうじて「冒険旅行」といえるのはそれが「大自然への旅」だからでしょう。科学技術の発達した文明社会から離れれば離れるほど自然を感じることができます。空の色、風の匂い、大地の振動、木々の波動、水の音、そしてツンドラの大地に生息する野生動物達の息吹は、自分が自然と一体化した時に自然と身体に染み入って来ます。自分が自然を感じるというより自然が自分を感じてくれていて、それが自分の中ではっきりと感じられる、つまり「自然と融合したという実感」。必要最低限度の文明の利器を持って自然に入る事を頂点として、各個人のレベルにあったスタイルでアラスカを旅することがそれぞれにとっての「冒険旅行」となると思うのです。

冒険旅行は一度行くと病み付きになるものです。本当の冒険に近道はありません。レベルの高い冒険には経験と妥協しない姿勢が必要なのです。 次の旅の目的地をアラスカに定めた人々が、ドキドキ、ワクワクしながら自分だけの冒険旅行をしてゆく姿を見て、一緒にドキドキ、ワクワクして行けることは私達にとって大きな楽しみとなっています。あなたの次のアラスカン・アドベンチャーの日程作りのお手伝いをさせてください。
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by 814690 | 2004-11-10 14:39


アラスカ生活mo30年! アラスカが大好きで、そのアラスカの素晴らしさを一人でも多くの人に知ってもらいたいと願ってやまない男、しろくま代表:Masa安藤のブログです。
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