Masa安藤の「アラスカで独り言」



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知恵と教養ということ

久々に独り言登場ですが、今回はかなりハードな内容になってしまったので、本当に興味のある方のみご覧下さい。

最近ある想いが天から舞い降りてきたようにして気が付いた。それは人々は昔に比べて生活水準は格段に進歩したが、知的水準はそれほどでもないということだ。

これは今までも漠然と思っていたことなのだが、メディアやネットや大学受験の勉強のための知識の詰め込み教育などの影響で確かに知識や情報は多いが、それらを使う知恵や教養はその反対に少なくなってはいないか、ということだ。

例えば鯨が密集しているアイシー海峡にあるポイントアドルフスで鯨を見ながら、私が「ザトウクジラは1日に2トンものえさを食べると百科事典のジャポニカに出ています」と説明すると、まるでそこにいる鯨全部が1日2トンも食べるのだと思い込んでしまう人が多くいるのだ。これが「日本人は1日に3合の米を食べると本に書いてある」というと「うそだよ。そんなことないよ。少なくとも俺はそんなに食べない」とか言ってある程度真実を語れるのに、この「鯨は2トン」を信じてしまうのだから不思議なのだ。

そんなもの目安に決まってるじゃあないか!!

これは別に声高に叫ぶことではないほどの例なのだが、多くの人が与えられる知識をそのまま信じ込み、それが真実かどうかを自分で考えたりして確かめるということを忘れてしまっているように思えるのだ。多くの科学者が言っていることや医者が言っていることや学校の先生の言うこと、政府、警察、マスコミの発表はすべて正しいと思っている人のなんと多いことか。確かめようとする気持ちは疑問を持つ気持ちであり、真実を見極めようとする気持ちだ。そのために努力して、もがき苦しみ悩み抜いても、偽物が横行するこの社会では本物を見極めることは難しい。自分だって多くの偽物は見極められるつもりだが、最終的に本物を選び出せるかどうかなどは全く自信がないのだ。

日本で生まれ、育つ過程で、植林された山や護岸で固められた川を何気なく見てきた私が、アラスカに来て、苔むした原生林と龍のように曲がりくねった自然のままの川、三日月湖やツンドラなど自然の創造物をありのまま体験することで知ったこと。本物の自然とはなにか。本物とは何なのか。そしてその価値とは。またはそれがかけがえのないという意味で価値をつけられないくらい大切なのではないかという強い思い。それを頭で理解するのではなく、自ら体験することにより理解するということが、知恵、そして教養を身につける方法の一つになると思っている。

話はがらりと変わってしまうが、ブッシュJr.さんが起こしたアフガン戦争の前のブッシュSr.(父)さんが起こした湾岸戦争ではメディアが報道をやめてからもずっと定期的な空爆が続いていたという。その湾岸戦争で使われた対戦車用の弾丸が放射能を含む劣化ウランで出来ていて、その弾丸で破壊された戦車がまだ現地ではそのまま残されているという(そしてその近くではトマトが栽培され、町に売られているらしい他)。そんなことは最近はじめて知った。知らせてくれたのは豊田直己という戦地帰りのジャーナリストだ。これが事実かどうかを確かめたい。事実ならそれを知らないということは恐ろしいことだ。事実ならこれを知らせない(報道しない)ということは許されないことだ。知らなくて本当にごめんなさい。日本人であることにより、銀行に貯金することにより、私達も間接的に戦争に加害者として参加しているわけなのだから。決して無関係ではないのだから!!

劣化ウランの放射能の寿命は50億年といわれているそうで、地球が生まれてまだ40億年くらいなので、これが事実としたらこれは未来永劫続く環境汚染となりえるわけだ。その現地に日本の自衛隊を含む世界各地から多くの兵士が派遣された。兵士達のうちの少なくとも一部はおそらく現地に住む人々同様劣化ウランに汚染されて国へ戻ってきているのではないかと思われるのだ。

放射能汚染による人体への影響は相当なものだと聞いている。酸化ウランの微粒子は放射線の強い化学毒性があり、吸い込むだけで癌などの健康障害を起こすそうだ。

湾岸戦争後の、帰還兵やその子供への劣化ウランの後遺症はすでに報道された事実であるし、イラクの子供たちにも奇形児・先天性欠損児、白血病・癌が多発しているのも事実だ。奇形だけでなく寿命も著しく縮める。アメリカ政府はそんなことは完全に無視しているらしいし、その属国と化してしまったような態度の日本政府もそれがために劣化ウランによる自衛隊への影響をまったく否定しているらしい。

権力を握っている一部の人々に知恵と教養があれば、遠い世界で起こっているように思える戦争が、実は自分の日常生活を直接脅かすことになるかもしれないということに気づくのではないか。

ああ。この空恐ろしい話が事実かどうか確かめたい。それにはまず知識階級や権威ではなく、良識ある知恵者、教養人を探し出しその人たちと話をする必要がある。もちろん権威といわれる人の中にも知恵者、教養人はいるはずだ。その人たちが世界を正しい方向へ導いてくれることを祈るしかないのだろうか。

あなたの身近には帰還兵はいないだろうか?私の身近には大勢いる。ここはアラスカ、大自然の宝庫であり、同時に米軍の重要な軍事基地でもあるのだ。

*石油関係の専門家森井英孝氏による劣化ウランの説明: ウラン鉱山から採掘した天然ウランは、濃縮過程の中で、まず核兵器や原子力発電用の燃料となるウラン235(U235)と、低レベル放射性廃棄物となるウラン(U238)に分離されます。

高レベル放射性同位元素のU235は、全体の1%で残りは殆どがU238です。 この大量に生み出されるこの金属物質を『劣化ウラン』と呼びます。

誤解されやすいが、劣化ウラン弾というのは、決して核兵器を意図したものでは、ないというとです。ウランと云うだけで私たちは核アレルギーになりますが、天然ウランの99%は放射能のないただの金属なのです。核燃料となる放射性のウラン235は約1%にすぎないのです。

『劣化ウラン』という訳は、depleted uraniumで、そのdepleteというのは鉱山などからウランを掘り尽し、廃坑にするという意味なのです。しかし、しかし、完璧に分離できないのでウラン238にも極微量の放射性ウランが残ります。1000分の1%位とか。

だから劣化ウランで作った金属そのものは危険でありません。しかし・・・ 。

劣化ウランは鉄の約2.5倍、鉛の約1.7倍の比重があります。重さの代名詞として{鉛}が挙げられますが、劣化ウランは、その鉛より2倍の密度がありコップ一杯の水(200g)と同じ容量とすると約4kgになります。コップ一杯のチュー杯が4kgとは想像できます?

このように容積が小さく密度が大きいのはコンパクトに利用できる利点があります。理解できますか。つまり潜水服の錘には便利かなぁ・・例えが悪いか・・・。

用途は平和利用なら このように少量で重量があるのですから、飛行機のおもり部品など重量の必要な部分に利用価値はあります。ですからメッキもはげずに原型を止めている限り特に危険もなく有効な資源といわれています。一時PCBが絶縁体として20世紀最大の発明品といわれ、一転有害物質の元凶となったようなものです。平和的に利用されている限り問題はないのですが、「オットどっこい」世の中平和的利用ばかり考える人ばかりでは、無いのです。困ったことです。

米軍部は、この特性を戦車を破壊する砲弾へ使うことを考えました。この金属を砲弾の弾芯に利用すると強い運動エネルギーが得られ、頑丈な戦車でも貫通するのです。戦車内部を跳ね回り兵士や電子機器類を破壊するのです。しかも、貫通時の衝撃で高熱を発して燃焼し、戦車内の兵士を殺してしまうのです。以前は、タングステンを使っていました。しかし、コストがかかるのです。『劣化ウラン』なら10分の1くらいの価格ですから安いのです。コストダウンを図ったのです。廃棄物の有効利用です。「提案」の最優秀賞とか。これ冗談

120ミリ砲の場合、劣化ウランの貫通体の重量は約4700グラム、30ミリ砲で約300グラムです。衝撃による燃焼(1200度で発火する)で、このうち70%~20%が酸化ウランの微粒子となって大気中に飛散します。

厳重に密閉して永久保管すべき核のゴミを、景気良くばら撒くのですから結果は云わずともです。いったん酸化ウランの微粒子を体内に吸い込むと肺などにたまり、放射線のつよい化学毒性により癌など健康障害を起こすと言われています。

湾岸戦争後、帰還兵やその子供に奇病が発生していますが、これが劣化ウランの後遺症でした。女性兵士キャロル・ビコーさんは脳障害・甲状腺異変に襲われ、彼女には甲状腺の無い子供が生まれています。(毎日新聞より)

イラクの子供たちにも奇形児・先天性欠損児、白血病・癌が多発しています。この写真はテレビや他のマスメディアで報道されご存知方も多いとおもいます。
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by 814690 | 2006-07-12 14:16


アラスカ生活mo30年! アラスカが大好きで、そのアラスカの素晴らしさを一人でも多くの人に知ってもらいたいと願ってやまない男、しろくま代表:Masa安藤のブログです。
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