Masa安藤の「アラスカで独り言」



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ファーランデブー開始!!

今年も始まったぞ。犬ぞりレース会場はオフィスの真ん前だ。

朝からダウンタウンはレースの準備でキャタピラ車が出し活躍。昨日まで降った雪があるのでかなり助かっているだろう。でもダウンタウンは通行止めで大変。郵便屋さんが自殺しちゃいたいくらい不便だ〜、とわめいていたぞ。

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明日は6時45分から花火も見れるし、私も午後4時から6時まで、ウェストハイスクールのオーディトリアムでマーシャルアーツエキスポのデモンストレーションとして剣道と居合道の演武と指導をする。

そして3月6日はそのファーランデブーのクロージングとしてアイディタロッド世界犬ぞり選手権大会のスタートが行われる。

しろくまはレースの応援に来るしろくま会員(合い言葉は「しろくま」)が暖をとれるようにオフィスを朝10時から開けて待っている。
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by 814690 | 2010-02-27 08:31

プロの言葉

2月21日の午後、フェアバンクス空港のカフェでホイップクリームの乗った甘いピンクのドリンクを飲んでいるとき、写真家の福岡耕造氏が突然「俺、オーロラの撮り方がわかったよ」と言った。


私を含む同行の3名は「ほうほう」と興味深そうに耳を傾けると彼は言い放った「撮りゃい~んだ!」と。


d0143907_1015878.jpg私は日本の事情に疎いので大変失礼なことを言っているのかもしれないのだが、福岡耕造氏は業界では結構知られているプロの写真家だ。

さらには私でも聞いたことのあるリリー・フランキーと言う文筆業の方と一緒にビートルズの本などを書いているビートルズ研究家でもあるという。




今回の私の仕事は「すごくきれいな写真を使う機内誌」の取材旅行の同行で、その取材の写真家としてアラスカを訪れた彼と数日間を共にした。

そのつい1週間前には某探検隊の北極圏ツアーに同行し、とても楽しくてお気楽な時を過ごさせていただいたばかりの私だったが、その直後に待っていた手配と運転と案内の3本立てという結構シビアな仕事だった。

それは編集者、ライター、写真家のそれぞれが満足のゆく内容でなければならない上、協力している各ツアー会社、宿泊施設や観光局などにもその関わりを伝え、感謝の意を表して行く必要があると言う、見た目の華やかさの割には結構複雑で立場的に微妙な仕事なのだ。



d0143907_9511674.jpgそれなのに脚本家で俳優でもあるマギーさんと言う今回のライターさんについても全く知らない状況での仕事開始であった(彼は「三丁目の夕日」や「ごくせん」などに出演しているらしい)。

彼も男らしくて、面白い人だったが、彼についてのことはこの雑誌の記事が掲載されるときに紹介したい。



そのマギーさんも福岡さんも、そして優しい編集の(青山)お姉さんもアラスカはもちろん始めて。

だからほとんど予備知識が無いのが多少の救いだったが、今から思うと、特に写真家の福岡さんは未知の被写体であるオーロラの撮影に対して結構不安感を持っていたのではないかと言う気がする。

4泊の取材のうち最初の3泊は昼間は晴れているのに、夜になると曇り空になり、オーロラは全く陰も見えなかった。

きっと彼の不安は増していただろう。「オーロラが出なかったでは取材にならない」出なければならないのだ。しかし「オーロラが出たとしてもちゃんと撮影できるのだろうか」できなければならないのだ。

それもその辺のアマチュア写真家が撮影する代物では無く、もちろんプロのクオリティの絵を撮る必要があるのだ。

同行中の彼の様子では彼がかなりの自信家であることが伺えた。

最近は良いカメラを持っている人が増えていて、マギーさんだって福岡耕造氏にも負けない程のを持っていたし、旅先で出会うアマチュアカメラマンたちの中にはプロよりもすごいのを持っている人もいた。

でも彼は彼のより高そうなカメラを見ても「カメラは何でもい~んだ」とか「腕はいいから」とか軽く言い放ち、それを聞くのは私には結構な快感だった。

今思うときっと心の中は未知との遭遇に不安に満ちていたのだろうなあ・・・。


撮影したことが無いどころか見たことさえない「オーロラ」と言う未知の被写体との遭遇がプロとしての次の仕事を決まったとき、彼もそれなりに考え、恐れもしたのかもしれない。

雑誌の取材などでほとんどどのような被写体でもプロのクオリティで撮影ができるプロの写真家。自分のカメラ熟知し、性能を最大限に使うことが出来る職人。

これまでなんだって撮影してきた。問題はないはず。

でもやはり未知の被写体との遭遇はかなりのプレッシャーではなかったか。

最終日の夜はオーロラボリアレスロッジに行った。ここやスキーランドロッジは標高が少し高いので、他の場所よりも空に近い。つまり雲の上で観測できる確率が他の場所よりわずかに高いのだ。

そしてこの日は夜になっても空の上の方が晴れて星が見えていた。

望みはある。かなりある。

この日午後10時過ぎにロッジに到着するや否や、福岡氏は三脚を固定してカメラに着いた。私を含む他の3人が部屋を出入りしていても、彼はずっと屋外でオーロラを待っていた。

夜半過ぎに北の空にうっすらとオーロラが現れた。最初はそれとわかりにくいほどの光だったので、多分誰もそれに気づかなかったと思うが、私はすぐに写真家にその旨を伝え、その後徐々に増してくる光を確認しながら、私は仮眠を取った。ガイドとしての行程を終えた今、それが運転手としての義務なのである。



オーロラは1時間半ほどの間、濃くなったり薄くなったりを繰り返していたらしい。その間に彼がどのような写真をどのようにして、何千枚撮ったのか私は知らない。

とにかく、その限りなく薄い光が、雲の向こうからはにかみながら姿を現し、それがオーロラであると告げられると同時に彼は撮リ始めた。そしてその光が北の空を照らしている間中、彼は無心で撮影を続けた。

そしてわかったのだ「撮りゃい~んだ」と。

百戦錬磨の経験と技を駆使して、無心で撮る。一度撮影を開始すればもう恐れも不安もなく、ただ一心不乱に撮り続けるしかない。

「写真はカメラではない。腕だ。」と言う意識を持つプロにとっても、被写体がなんであるかは大きな挑戦となり得る。しかし自分の使う道具を知り、自分の技術を知り、経験を積んでいるプロは、新たな被写体に出会っても、「撮れる」のだ。

もちろん撮るより他に方法は無いし、それが最良の方法なのだ。

だから「撮りゃい~んだ。」



d0143907_9571183.jpgシンプルだが、経験豊かな職人の言葉だからこそ深い意味を持つ、価値のある一言。

久々に聞いた。
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by 814690 | 2010-02-26 10:11

今年のそりコース

しろくま一家の自宅でお気軽エスササイズ=冬の恒例イベントはそりだ。毎年裏庭にそりコースを造成し、毎年充実した内容になってきている。

しかし昨年のジャンプ台で唇を切ってしまう事故があったのを反省して、今年はジャンプ台を小さくし、代わりにトンネルを造ることにした。



まだ土台を作ったばかりで荒削りだが、すでに上から下までノンストップで滑り降りることが出来る。これはやはりこれまでの経験で培われた技術力が高くなってきた証拠だ。d0143907_8103742.jpg




これで3日もたてば圧雪されて、表面が滑るようになり、かなりスピードが期待できる。そうしたらトンネルにぶつかるなどの問題が出てくるかもしれない。これは早めに解決しないとトンネル自体が破壊されかねないので、ちょっと心配。雪は相変わらずさらさらで上に積み上げるのが難しいし、他にも今後の課題がまだまだある。

トンネルの山も彫刻を施して、キャラクターでも作るか、マッターホルンかk2みたいな山にしてディズニーランド見たいにするか、あれこれ考え中。

どちらにしてもこれからもう少しトンネルの天井を高くして大人でも充分通れるようにする計画である。

汗だくになって5時間以上も雪運び作業をしていたので、今日は筋肉痛になるかと思いきやさにあらず。いまから来週末が楽しみなしろくまなのだ。
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by 814690 | 2010-02-02 08:17


アラスカ生活mo30年! アラスカが大好きで、そのアラスカの素晴らしさを一人でも多くの人に知ってもらいたいと願ってやまない男、しろくま代表:Masa安藤のブログです。
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